ERP適合度検証/体感型PoCサービス
PoCにより、ERP導入時のリスクを最小化
ERP(「Biz∫」および「Infor CloudSuite™ Industrial(SyteLine)」)導入前に、お客様の業務との適合度や本格導入時の課題などを検証するサービスです。
導入前に”実際にERPを使った業務を体感する”ことで、業務適合度を把握し、ギャップや課題の見える化が行えるため、ERP導入時のリスクを最小化できます。
特徴
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- ERP(Biz∫/Infor CSI)の適合度を把握
- お客様の業務を実際にERPに設定・実行する「プロトタイピング」を行うことで、デモや提案書ではわからない、お客様業務とパッケージの適合度を把握することができます。
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- 導入時のリスク・課題を把握
- プロトタイプシステムの構築を通じて、不適合業務や導入体制など導入プロジェクト遂行時のリスクや課題を把握することができます。
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- ERP導入後の投資対効果を把握
- シミュレーションツールを用いて現行の業務量(コスト・時間・頻度・リソース)を把握します。ERPの標準業務モデルをもとに改善効果の期待値を設定することで、AsIsモデルとToBeモデルの投資対効果を定量的に把握することが可能です。
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- 短期間・安価に実施
- クラウド環境上にプロトタイプシステムを構築します。定義済みの標準業務モデルとシナリオを用いることで、2ヶ月(最短1ヶ月)の短期間・安価に事前検証を実施することができます。
体感型PoCサービスの進め方
以下の6ステップでシミュレーション、プロトタイプを実施し、定量的、定性的な観点からERP導入における適合度・課題を整理します。
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ステップ1 現行把握
プロトタイプシステムのデータを作成するために、お客様の現行業務フローの作成及び業務量のヒアリングを行います。また、プロトタイプで検証する業務範囲を確定します。
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ステップ2 シミュレーション準備
現行と新業務の改善効果を定量的に比較するために、新業務フローの作成を行います。また、新業務については、改善効果の仮説を立て検討を行います。
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ステップ3 シミュレーション実施
現行と新業務(仮説)の業務量を(コスト・時間・頻度・リソース)比較し、改善効果の把握を行います。
<AsIsとToBe比較の投資対効果シミュレーションイメージ>
AsIsモデルとToBeモデルを比較することで、投資対効果や課題の確認ができ、プロトタイピングを進めていくうえでの検証ポイントを明確にすることができます。 -
ステップ4 プロトタイピング準備
プロトタイピングに必要なマスタデータを設定し、プロトタイプの環境を構築します。また、プロトタイプシナリオを作成し、検証ポイントを設定します。
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ステップ5 プロトタイピング実施
プロトタイプシナリオに沿って業務データを入力するCRP(※)を実施します。検証ポイントが実現可能か確認します。
※CRP:Conference Room Pilotの略。ERPを用いた会議室での模擬業務シミュレーションのことを指します。
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ステップ6 結果報告
実施したプロトタイピングの結果に基づき、定量的、定性的な観点から適合度、導入時の課題を報告書にまとめます。
標準業務範囲
お客様の根幹業務プロセスに対して、以下を範囲としてプロトタイプを構築し、コンパクトな範囲で短期間での適合度把握を目指します。
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Biz∫
対象業務 見積・受注、出荷・売上、発注・仕入 品目 10品目程度 その他 営業所:1箇所 倉庫:1箇所 取引先 得意先:1社 仕入先:1社 -
infor CSI
対象業務 受注 – 生産計画 - 製造指示 - 製造実績 - 出荷 - 資材発注 – 資材受入 品目 製造品目:1品目 子部品:10品目まで 工程/設備 製造工程:3~5工程まで 設備:3~5台まで 取引先 得意先:1社 仕入先:1社
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